SCWOG × SAO エピローグ の変更点
オフ会が終わりミカは自分の家へと急いだ。あの後話をしてみると、一番家が遠いのがミカだったからというのもある。 最寄駅から普段であれば十五分はかかる道を、フルスピードで走り五分で家に着くという快挙を起こし、家のドアを勢いよく開けた。 「ただいま~!!」 ミカは靴を脱ぎ散らかして、母親が出てくる前に二階の自分の部屋へと駆けこんだ。ドタバタと騒がしい音が響き、一階から 母親の声が聞こえたが、返事をせずにパソコンを起動させる。 (だって、これからALOで冒険だもん。あの三人と!) #br テンションマックスのミカは、ALOにログインする。画面はすぐに切り替わり、前回ログアウトした空中都市イグドラル・シティの 街並みが映し出される。次にログインした時に、すぐに景色を堪能しに行こうと約束していたからだ。そして、ミカの前には……。 「早っ! ミカ姉、また無茶したんじゃないだろうね」 「ふふ、良いじゃないですか今日ぐらい」 「今日ぐらいって、ミカ姉はいつもこうだろ!?」 「ユウはミカが心配なんだな。初々しくていいね」 「なっ!?」 スプリガンのユウ、アルフのユカ、ウンディーネのスノークリスティが、笑顔でミカを迎えてくれた。 (これが、私のパーティー。私の最高の仲間!) その言葉に、自分の心が震えていることに気付く。 そして、もしかしたら自分がずっと求めていたのは『最強』ではなく、『最強の仲間』だったのかもしれないと――! 「よーしっ! 冒険に行こう……って、えぇぇぇぇっ! あれって、浮遊城アインクラッド!?」 ミカは上空に現れていた浮遊城アインクラッドを見て驚く。 「あ~あ、見つかっちゃったよ」 「さすがミカですね」 「ふふ……腕が鳴るか、ミカ?」 浮遊城アインクラッドはVRMMOのGGOの後には現れていたが、パソコン版のALOにはまだ実装されていなかった。 それが、今、ミカたちの目の前に堂々と姿を現している。 (噂には聞いていたけど、すごく大きい……!!) ミカはニコッとほほ笑んで三人を見てから、浮遊城アインクラッドを指さす。 「次の冒険は浮遊城アインクラッド攻略よ! みんな! 最強パーティー目指して頑張るわよーーー!!!!!!!」 大声で叫んだミカの声は、ALOの世界のどこまでも響き渡ったのだった。 #br To Be Continued? ---- #br 執筆:如月わだい 企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一 原作:ソードアート・オンライン #br 以上で連載終了となります。読んでくれて、ありがとうございました! #br |