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SCWOG × SAO 第一のチェックポイント
をテンプレートにして作成
開始行:
「ユカ、第一のチェックポイントは古森の奥であってるんだよ...
三人はミカを先頭に森の中を駆け抜けている。スノークリス...
ミカは地図を見るのが苦手というのもあるが、落ち着きのない...
「はい、間違いありません!」
走りながら地図を見るという、初心者にとっては高度な技を...
「この辺りはサラマンダー領だから、私についてくれば間違い...
「頼もしいです!」
「……いや、多分第一チェックポイントってチュートリアル的な...
ほらさっきだって、『ここでは飛ぶ練習をしてみましょう』...
二人に並んで同じように走っているユウが、後ろを振り向き...
「そんなのいた?」
「さすがですね。私、全く気付きませんでした」
「私も!」
「……」
ユウは走りながらため息をつく。前しか見ていないミカに、...
ゆとりがなさそうだ。
「でもさ、今さらそんなのおさらいしたって意味ないじゃん。...
「……補助ステッキがあればなんとか飛べます」
「ボクも飛べるけど……って、じゃあなんで走ってるんだよ。時...
ユウが当然の質問をする。上空を見上げれば飛んでいる他プ...
飛行のスキルを上げたほうが、早く移動することができる。も...
早いが、初心者プレイヤーのパーティーでは、飛んだ方が早い...
「……実は私飛ぶのが苦手で」
と、ありえないことを言うミカ。
「おい! だったらあんたこそさっきのチュートリアル……うぐ...
ユウが言い終える前に、ミカがユウの首に腕を絡ませる。
「あんたじゃなくて……ミカ姉でしょ!」
「そんな名前で呼べるかよ!!」
「そんな可愛い顔してるんだから、それを利用しないなんても...
「うるせー! 男に向かって可愛いなんて言うなっ」
ミカとユウは足を止めて取っ組み合いのケンカを始めてしま...
「ミカ、ユウ。落ち着いてください。ケンカをしていては、こ...
「う……」
「……」
ユカの言葉で我に返ったミカは、深呼吸をする。ユウはフン...
「そうだったね。私たちは絶対に一位になるんだから、こんな...
そう言って、ユカの肩をポンとたたく。
「い、いえ……」
ユカは嬉しそうにはにかんで森の先を見つめる。
「でも、皆さん飛んでいますけど、本当にチェックポイントは...
「え?」
「……?」
ユカの言葉に、後ろを向いていたユウもユカを見る。
「第一のチェックポイントは、チュートリアル的な役割だとユ...
「う、うん。現にさっき、飛ぶ練習をしようとか言ってるNPCが...
言ってたNPCもいたしな」
「そうなの?」
全く気付いてなかったミカは、ユウの言葉にまた驚いてしま...
(私は全速力で走っていたのに、ユウはあのスピードの中でも...
もしかしてユウって、実はスキルの熟練度が高いんじゃ……?)
まだこのパーティーで戦闘をしていないため、お互いの能力...
心にモヤモヤしたものを感じた。
「地上を走っている私たちでも見落としてしまうようなイベン...
それなのに上空を飛んでいる人たちに発見できるでしょうか...
「あ……」
ユウは何かに気づいたのか声を上げる。
「え? どういうこと?」
ミカはまだ理解できていない様子で首をかしげる。
「第一のチェックポイントは、本当に初心者に向けたクエスト...
突っ切るしかないですよね。だからきっと、チェックポイント...
「すっごーい!!」
「きゃあっ!?」
ミカは勢いよくユカに抱き付く。
「ユカってすっごく頭がいいんだね! ってことはさ、空を飛...
可能性が高いってことだよね」
「そ、そうです」
ミカにギュウギュウと抱きしめられているユカを見て、ユウ...
理解できず首を振った。
「どうした? ユウ」
「な、なんでもないよ。それより、急ぐんだろ。早く行こう」
「おぉっ! 何かわかんないけど、ユウもやる気になったんだ...
こうして三人はまた、猛ダッシュで森の中を駆け抜けていっ...
#br
森の中に設置された、チュートリアル的なイベントをすべて...
三人はついに第一チェックポイントにたどり着いた。
そこはサラマンダー領と世界樹の領の中間地点。鬱蒼とした...
置いてあるようだった。だが、今はそのハンコを確認すること...
いたからだ。オオトカゲはボス級の強さだが、ただのトカゲは...
ただ、見た目があまり可愛くないため女性からすると、その容...
「でたなー! モンスターめ。あいつを倒せば、第一チェック...
「きっとそうです。おそらくはここでモンスターとの戦い方を...
終わらせれば完了と考えられます!」
だがトカゲの容姿は、ミカとユカには何の効果も与えなかっ...
「りょーかい! ユウ! 私と一緒に前線で戦える?」
「誰にものを言ってるんだよ。当然だろう!」
「そうこなくっちゃ! ユカは後ろで補助魔法と何かあったと...
「わかりました!」
ミカ、ユウが横並びでトカゲと睨みあい、二人の後ろでユカ...
「じゃあ行くよ~! GO!!!!」
ミカの掛け声とともに、二人はトカゲに立ち向かう。
「え~い! 補助魔法です!」
ユカがそう言うと、駆け出したミカとユウの身体がボワッと...
「一時的に防御力を上げました。防御を気にせず頑張ってくだ...
「ありがとう! ユカ!」
俊敏力の高いユウが先にトカゲに切りかかる。
「ぐぉっ!?」
ユウの剣がトカゲの足に致命的な傷を負わせ、トカゲのHP...
飛翔の苦手なミカが飛び、呪文を唱える。
「これでもくらえ~~!!!!!」
サラマンダーお得意の火炎魔法が、身動きの取れないトカゲ...
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
雄たけびとともに青い光が閃光し、トカゲは消滅した。
「やったぁ!」
ミカは空中でガッツポーズを取り、ユカはミカを見挙げてニ...
チュートリアル的な意味合いの強い第一のチェックポイントは...
彼はある程度の力を持っているものの、後ろ向きな考えに囚わ...
バシッ
「いって」
いつの間にか地上に降りていたミカが、ユウの背中を叩いた。
「何すんだよ!」
「勝ったんだから、こんな時ぐらい笑顔になりなさいよね。そ...
そう言って、ミカはユウの髪の毛をぐしゃぐしゃとしながら...
「やめろよ~。髪が乱れるだろ~!!」
「あはは。暗い顔してるからだよ。ほら、次のチェックポイン...
そう言われてユカを見ると、木の幹の近くに置かれていたハ...
「あと四つ! 絶対に一番になるんだからね!」
「……わかったよ」
ユウはしぶしぶ頷いたが、少しだけこのパーティーでいるの...
ただ、今はまだ、それを認めたくないという気持ちの方が強い...
#br
次 >>[[SCWOG × SAO 第二のチェックポイント]]
#br
----
執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
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終了行:
「ユカ、第一のチェックポイントは古森の奥であってるんだよ...
三人はミカを先頭に森の中を駆け抜けている。スノークリス...
ミカは地図を見るのが苦手というのもあるが、落ち着きのない...
「はい、間違いありません!」
走りながら地図を見るという、初心者にとっては高度な技を...
「この辺りはサラマンダー領だから、私についてくれば間違い...
「頼もしいです!」
「……いや、多分第一チェックポイントってチュートリアル的な...
ほらさっきだって、『ここでは飛ぶ練習をしてみましょう』...
二人に並んで同じように走っているユウが、後ろを振り向き...
「そんなのいた?」
「さすがですね。私、全く気付きませんでした」
「私も!」
「……」
ユウは走りながらため息をつく。前しか見ていないミカに、...
ゆとりがなさそうだ。
「でもさ、今さらそんなのおさらいしたって意味ないじゃん。...
「……補助ステッキがあればなんとか飛べます」
「ボクも飛べるけど……って、じゃあなんで走ってるんだよ。時...
ユウが当然の質問をする。上空を見上げれば飛んでいる他プ...
飛行のスキルを上げたほうが、早く移動することができる。も...
早いが、初心者プレイヤーのパーティーでは、飛んだ方が早い...
「……実は私飛ぶのが苦手で」
と、ありえないことを言うミカ。
「おい! だったらあんたこそさっきのチュートリアル……うぐ...
ユウが言い終える前に、ミカがユウの首に腕を絡ませる。
「あんたじゃなくて……ミカ姉でしょ!」
「そんな名前で呼べるかよ!!」
「そんな可愛い顔してるんだから、それを利用しないなんても...
「うるせー! 男に向かって可愛いなんて言うなっ」
ミカとユウは足を止めて取っ組み合いのケンカを始めてしま...
「ミカ、ユウ。落ち着いてください。ケンカをしていては、こ...
「う……」
「……」
ユカの言葉で我に返ったミカは、深呼吸をする。ユウはフン...
「そうだったね。私たちは絶対に一位になるんだから、こんな...
そう言って、ユカの肩をポンとたたく。
「い、いえ……」
ユカは嬉しそうにはにかんで森の先を見つめる。
「でも、皆さん飛んでいますけど、本当にチェックポイントは...
「え?」
「……?」
ユカの言葉に、後ろを向いていたユウもユカを見る。
「第一のチェックポイントは、チュートリアル的な役割だとユ...
「う、うん。現にさっき、飛ぶ練習をしようとか言ってるNPCが...
言ってたNPCもいたしな」
「そうなの?」
全く気付いてなかったミカは、ユウの言葉にまた驚いてしま...
(私は全速力で走っていたのに、ユウはあのスピードの中でも...
もしかしてユウって、実はスキルの熟練度が高いんじゃ……?)
まだこのパーティーで戦闘をしていないため、お互いの能力...
心にモヤモヤしたものを感じた。
「地上を走っている私たちでも見落としてしまうようなイベン...
それなのに上空を飛んでいる人たちに発見できるでしょうか...
「あ……」
ユウは何かに気づいたのか声を上げる。
「え? どういうこと?」
ミカはまだ理解できていない様子で首をかしげる。
「第一のチェックポイントは、本当に初心者に向けたクエスト...
突っ切るしかないですよね。だからきっと、チェックポイント...
「すっごーい!!」
「きゃあっ!?」
ミカは勢いよくユカに抱き付く。
「ユカってすっごく頭がいいんだね! ってことはさ、空を飛...
可能性が高いってことだよね」
「そ、そうです」
ミカにギュウギュウと抱きしめられているユカを見て、ユウ...
理解できず首を振った。
「どうした? ユウ」
「な、なんでもないよ。それより、急ぐんだろ。早く行こう」
「おぉっ! 何かわかんないけど、ユウもやる気になったんだ...
こうして三人はまた、猛ダッシュで森の中を駆け抜けていっ...
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森の中に設置された、チュートリアル的なイベントをすべて...
三人はついに第一チェックポイントにたどり着いた。
そこはサラマンダー領と世界樹の領の中間地点。鬱蒼とした...
置いてあるようだった。だが、今はそのハンコを確認すること...
いたからだ。オオトカゲはボス級の強さだが、ただのトカゲは...
ただ、見た目があまり可愛くないため女性からすると、その容...
「でたなー! モンスターめ。あいつを倒せば、第一チェック...
「きっとそうです。おそらくはここでモンスターとの戦い方を...
終わらせれば完了と考えられます!」
だがトカゲの容姿は、ミカとユカには何の効果も与えなかっ...
「りょーかい! ユウ! 私と一緒に前線で戦える?」
「誰にものを言ってるんだよ。当然だろう!」
「そうこなくっちゃ! ユカは後ろで補助魔法と何かあったと...
「わかりました!」
ミカ、ユウが横並びでトカゲと睨みあい、二人の後ろでユカ...
「じゃあ行くよ~! GO!!!!」
ミカの掛け声とともに、二人はトカゲに立ち向かう。
「え~い! 補助魔法です!」
ユカがそう言うと、駆け出したミカとユウの身体がボワッと...
「一時的に防御力を上げました。防御を気にせず頑張ってくだ...
「ありがとう! ユカ!」
俊敏力の高いユウが先にトカゲに切りかかる。
「ぐぉっ!?」
ユウの剣がトカゲの足に致命的な傷を負わせ、トカゲのHP...
飛翔の苦手なミカが飛び、呪文を唱える。
「これでもくらえ~~!!!!!」
サラマンダーお得意の火炎魔法が、身動きの取れないトカゲ...
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
雄たけびとともに青い光が閃光し、トカゲは消滅した。
「やったぁ!」
ミカは空中でガッツポーズを取り、ユカはミカを見挙げてニ...
チュートリアル的な意味合いの強い第一のチェックポイントは...
彼はある程度の力を持っているものの、後ろ向きな考えに囚わ...
バシッ
「いって」
いつの間にか地上に降りていたミカが、ユウの背中を叩いた。
「何すんだよ!」
「勝ったんだから、こんな時ぐらい笑顔になりなさいよね。そ...
そう言って、ミカはユウの髪の毛をぐしゃぐしゃとしながら...
「やめろよ~。髪が乱れるだろ~!!」
「あはは。暗い顔してるからだよ。ほら、次のチェックポイン...
そう言われてユカを見ると、木の幹の近くに置かれていたハ...
「あと四つ! 絶対に一番になるんだからね!」
「……わかったよ」
ユウはしぶしぶ頷いたが、少しだけこのパーティーでいるの...
ただ、今はまだ、それを認めたくないという気持ちの方が強い...
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次 >>[[SCWOG × SAO 第二のチェックポイント]]
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
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